【マイレージ】お得なマイルの使い方を完全解説! ~JALやANAのマイルを賢く活用しよう

大手航空会社に乗ると貯められるマイレージーー

 

「なんとなくお得そう」ということは知っていても、「どう使ったらよいか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、マイレージの活用法についてご紹介したいと思います!

 

貯め方については敢えて後のブログで公開しますので、

まずはどのように使えるのか、というイメージをつかんでみてください💦

 

 

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目次

 

 

1. 自社便特典航空券(国際線)に交換する

まずは、国際線から見ていきましょう。

 

JAL国際線必要マイル数チャート

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ANA国際線必要マイル数チャート

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主な注意事項としては、

 

  • 空港使用料や燃油サーチャージを別途支払う必要がある

 

  • 乗り継ぎが24時間以内の旅程に限り、前後に国内線を無料で付けられる

 

  • 電話での予約、変更は2,100円の手数料が必要

 

 といったところ。

 

 

ほぼ横並びとはいえ、

 

  • 繁忙期を中心にANAの方が若干必要マイル数が多い

 

  • JALはプレミアムエコノミーで特典航空券を発券できる

 

  • JALは片道航空券を半分のマイルで発券可能だが、ANAは往復のみ

 

その他よく言われるのが、

 

  • JALはキャンセル待ち時、直前になれば空席さえあれば予約が確定するケースが多いが、ANAは空席があっても予約が流れるケースが多い

 

といった違いがあります。

 

 

また、一般論として

 

  • 上級クラスの必要マイル数が相対的に低めに設定されており、マイルを有効活用できる

 

という特徴があります。

 

 

例えば、ANAのHPにて9/13(木)~9/18(火)の羽田⇔ロンドン線の最安運賃を検索すると、以下の通り上級クラスほどお得なことが確かめられました。

(2018/06/04時点)

 

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特典では55,000マイル必要ですので、1マイル≒2.96円

 

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特典では90,000マイル必要ですので、1マイル≒5.78円

 

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特典では165,000マイル必要ですので、1マイル≒7.70円

 

 

ファーストクラスに割引運賃を設定していないJALの場合、同条件での正規運賃は2,593,000円。

特典では140,000マイルで乗れますので、1マイル≒18.5円にもなります。

 

 

但し、当然ながら上級クラスほどマイル開放席は少なく、特にファーストクラスは上級会員でないと乗るのは非現実的というのが実情です

 

 

他にも、キャンセルや変更の条件が緩く必要マイル数も一律であることから、

有償で購入すると高くなりがちな変更やキャンセルを行う滞在期間が長いといった場合には1マイルの価値が上がることになります。

 

例えば、JALのHPにて成田⇔ボストン線のエコノミークラス運賃を検索(2018/06/04時点)すると以下の通り様々な運賃がありますが、

特典航空券の必要マイル数は一律50,000マイルですから、

 

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  • Special Saver(変更キャンセル不可)で良い場合、1マイル=1.98円
  • Saver(30,000円でキャンセル可)が必要な場合、1マイル=2.52円
  • Standard(4週間以上の滞在可)が必要な場合、1マイル=7.4円

 

と確かめられたほか、そもそも特典航空券はFlex運賃に近い、良い条件の航空券であるということができます。

 

 

 

2. 自社便特典航空券(国内線)に交換する

次に、国内線についてみてみましょう。

 

JAL国内線必要マイル数チャート

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ANA国内線必要マイル数チャート

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主な特長としては、

 

  • 空港使用料を含め、マイル以外の支払いが一切不要

 

  • 供給座席数が多いため国際線に比べてかなり取りやすい

 

といった点が挙げられます。

 

 

その他、面白い点としては、

 

  • JALでは当日カウンターにて、予約便より早い便に空席があれば前倒しでの搭乗が可能

 

  • JALにはどこかにマイルという、往復6000マイルで発券可能な特典航空券がある

 

 ↓どこかにマイルを使った旅行記はこちら↓

 

  • ANAは完全距離制の為、沖縄離島へ乗り継ぐ場合に(Ex:羽田⇔那覇⇔石垣)トータルの往復マイルで発券可能

(JALだと羽田⇔那覇と那覇⇔石垣を別予約する必要があり必要マイル数が増える)

 ※ANAの区間マイルは、こちらから確認できます。

 

といった特徴があります。

 

 

しかし、予約開始が2か月前なので、早く予定を立てたい方には向いていないかもしれません。

 

 

では、1マイルあたりの価値はいくらになるのでしょうか。

 

2018/06/04時点で、1か月後の羽田ー福岡線(7月4日)の片道運賃をJALのHPにて検索すると、以下のようになっています。

 

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必要マイル数は片道あたり7,500マイルでしたから、

 

  • 先特と比較すると1マイル≒1.91〜2.81円
  • 特便割引(早期予約が不要で変更も可能)と比較すると1マイル≒2.87~5.03円

 

と計算できます。

 

 

国際線の場合はどのクラスを利用するかがポイントでしたが、

国内線の場合にはどの便を利用するかによってマイル単価は大きく異なるということが言えます。

 

 

 

3. 提携社特典航空券に交換する

次に、提携社特典航空券に交換するという方法ですが、説明の前に、必要マイル数チャートを貼ります。

 

JAL提携社特典航空券必要マイル数チャート

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ANA提携社特典航空券必要マイル数チャート

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さて。

 

皆さんが飛行機に乗る際に、「本日は〇〇アライアンス加盟、~~航空にご搭乗いただき、ありがとうございました」というアナウンスを聞いたことがあるのではないかと思います。

 

大手航空会社のほとんどはこのアライアンスに加盟しており、マイレージプログラムや上級会員プログラムを共有し、コードシェアを実施しています。

 

 

同じアライアンスに加盟するA社とB社であれば、

 

  • 「A社の航空券購入で、B社にマイルを貯められたり」
  • 「A社の上級会員は、B社利用時にも優遇を受けられたり」
  • 「B社の航空券を購入しても、運航会社はA社であったり」

 

するわけです。

 

 

同様に、A社のマイレージでB社の特典航空券を発券することが可能であり、これが提携社特典航空券です。

 

 

参考までに、アライアンスは以下の3つがあり、2018/06/04時点での加盟状況はご覧の通りとなっています。

 

アライアンス区分表

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提携社特典航空券は、自社便とほとんど変わらない必要マイル数で発券することができる上、

海外での乗り継ぎに対応しているので、直行便の飛んでいない都市へ向かうのにお勧めです。

 

 

また、

 

  • JALのマイルでアメリカン航空、マレーシア航空、カタール航空、スリランカ航空、S7航空、エミレーツ航空、LATAM航空

 

  • ANAのマイルでエアカナダ、ニュージーランド航空

 

の特典航空券を発券する際、燃油サーチャージは不要となりお得です(空港使用料等は必要)。

 


この他、JALにはワンワールド特典航空券、ANAにはスターアライアンス特典航空券があり、加盟社の特典航空券を組み合わせて複雑な旅程を組むこともできます。

 

が、実際には複雑な旅程になるほど、全区間に特典用の空席がないと発券できない特典航空券では取りにくいのが実情です。

 

 

 

4. 座席のアップグレードに使用する(自社便)

タイトルの通り、自社便のアップグレードに使います。

 

JALアップグレード必要マイル数チャート

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ANAアップグレード必要マイル数チャート

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ただし、航空券には以下のように「座席クラス」の他に、細分化された「予約クラス」が存在しており、

予約クラスの高い航空券ほどマイル加算率も高く、アップグレードも可能となっています。

(安い航空券ではアップグレードはできません)

 

JAL国際線運賃条件表

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ANA国際線運賃条件表

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従って常時使える手法ではなく、

 

  • 出張に使う、比較的高価なエコノミークラスの航空券をアップグレードする

 

  • プレミアムエコノミーのセール運賃を購入し、アップグレードする

 

といった利用が想定されます。

 

 

 

5. 有償航空券を購入できるポイントに交換する

いつも希望の特典航空券に空席があり、また交換できるだけのマイレージが貯まっているとは限りません。

 

また、マイレージには貯めてから36か月後の月末までという有効期限があります。(ダイヤモンド会員は無期限)

 

 

そんな時に便利なのが、マイレージをマイルとして使うのではなく、ポイントに交換すること。

 

JALには「eJALポイント」、ANAには「ANA SKY コイン」という名称のポイント制度があり、

共に1ポイント=1円として航空券購入時に、現金と同様に支払いに充てることができます。

 

 

交換レートは以下の通り。

 

 

JALマイル→eJALポイント交換レート

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ANAマイル→ANA SKY コイン交換レート

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ANAの方が端数のマイルも有効に使うことができる一方、

JALの方が大量に交換する場合を除いてレートが良いケースが多くなっています。

 

 

 

6. 他のポイントや商品に交換する

最後に、マイルを提携先ショップのクーポンなどに交換するという使い道があります。

 

が、正直使い道としては現実味がありません。

 

というのも、例えばANAの1,000マイル→「Zoff」「ディノス」「ル・クルーゼ」の各1,000円クーポンに交換可能ですが、

目ぼしいショップがない上に3,000円~の最低利用金額規定があり、さらに1回の会計につき1枚しか使えないのです。

 

 

強いて言えば、JALの2,000マイル→「ファミリーマート」「ディノス」「ミズノオンラインストア」の各2,000円クーポンに交換可能というものくらいでしょうか。

こちらは、使用に関する条件がありません

 

 

その他、ANAマイル→楽天ポイント等、JALマイル→Pontaポイント等、提携先のポイントに交換できますが、いずれも「交換レートが1:1」かつ「10,000マイル単位」となり、交換するメリットが思いつきません。

 

現金の持ち出しになるので、他社では使われて欲しくないようです💦

 

 

いずれにせよ、(特にJALの)少額のマイルはあまり使い道がないということは抑えておき、賢く活用していきましょう。

 

 

 

公式サイトリンク

最後に、JALとANAそれぞれの公式サイトより、マイルの使い道のリンクを貼っておきます。

 

 

 

 

 

外資系航空会社にマイルを貯める!?

外資系航空会社においても使い道は上記とほとんど変わらず、

提携社のクーポンも用意されているものの、基本は特典航空券もしくは有償航空券の一部支払いに充てるという形での消費ということになります。

 

 

ただし、外資系航空会社のマイレージで特典航空券を発券すると、日系各社と異なり燃油サーチャージが不要という大きなメリットがあります。

 

 

このため、

 

  • One World利用者はブリティッシュエアウェイズの「Avios」

 

  • Star Alliance利用者はユナイテッドの「マイレージプラス」

 

に加算する人も多くいます。

 

 

この2社のマイレージプログラムは、それぞれJALANAの国内線特典航空券を片道4,500マイル5,000マイルで発券できるなど、日本国内線にも使いやすくなっています。

(その他の航空会社は、日本国内線には使いにくい設計です)

 

 

このほか、JALやANAのプログラムは有効期限が加算日から36か月である一方、

 

Avios、マイレージプラスは1マイルでも増減があれば、全てのマイルの有効期限がその時点からそれぞれ36か月、18か月となっており、有効期限という面でもアドバンテージが存在します。

 

 

もう一度アライアンス区分表を貼っておきます。

 

アライアンス区分表

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 スカイチームは、残念ながら日本人にはあまり贔屓にはされにくいでしょう。。安ければ乗るといった感じでしょうか。

 

気になる航空会社があれば、ご自身で検索してみてくださいね(^^)/

 

 

お疲れさまでした(>_<)

 

 

次回はマイルの貯め方について説明します。